道なき道を…
ナンニンから馬祥まできた。ここから中国ーベトナム国境まで20キロくらいあるが
電車はもうない
駅のホームに降りるや否やおっちゃん
「国境に行くのか?40元でどうだ」
と声をかけられる。
何人かで乗りあえば5~10元と、歩き方に書いてあったので、
断ると「じゃ、いくらで行きたいんだ?」と聞いてくるので「ん~、15元でどう?」
するとおっちゃん「そんな金額でいけるわけない」ってかんじでそっぽ向いて別の客にこえかけ始めた
乗り合いバスを探そうと駅から出た。
っていうか、客待ちの人とバンコクのトゥクトゥクにも及ばない、
ただのおんぼろバイクに台車をくっ付けそれにホロをかぶせただけの
馬車ならぬバイ車
がずらっと左右に20台くらい並んでいた。
…乗り合いとはおそらくこのバイ車に乗って行くことか …すごい
そして、引き続きすごいことになったのは客の奪い合いと、「せり」が始まった。
「俺のに乗ってけ」
「いや、俺のに乗ってけ」
もちろん客とは、僕のことで。最初に声をかけてきたおっちゃんも、別の上客を見つけられなかったのか戻ってきて、
「俺が最初に声かけたんだぞ」 とわんばかり
勝手にやっててくれって感じでその場を立ち去ろうとすると
15元でそっぽ向いてどっか行ってたおっちゃんが、
15元でいいというではないか
おっ!なんだよ結局15元でも行くじゃん、このよくばり!
と思ってたら、「この先中国元は使えないから両替してやる」ですと、
なにぃ~、両替くらいどこでもできるんじゃい。
うんざりしてたら横から、なにやら気の弱そうなおっちゃんが
「15元でわたし国境行くアルヨ」と言うではないか。
よしっ!そのおっちゃんの気の弱さ俺が買った!
というわけで、早速その「バイ車」に乗り込んだ。
ところが、狭いせんま~い駅前には
何十台ものバイ車に車にバスに大型トラックまで集まり、大渋滞。
ちょっとも進まないのにみんな先を急いで、5センチ程のスキマがあろうものなら、我先に突っ込んでくる。
車のおしくらマンジュウ状態。
気の弱そうだったおっちゃんも「バイ車」に乗せたらすごいんです。
クラクション鳴らしまくりで、走り出そうもんならグイグイ突っ走る
未舗装道路もなんのそのって感じで
…お、おっちゃん後ろの僕どんな常態かしってますぅ~?
途中、出来立ての道路を走っていたら先にはかなりの段差が…
車なら引き返さなきゃいけないくらいのところを、さすがです!
無事国境までたどり着いたところ
最後に、おっちゃん「両替どうっすか~」
夕涼み
観光地だけあってホテルの種類もピンきり
割と高級な感じのホテルが乱立している
九龍側から香港島を眺める、お決まりの定番スポットだけに
アフリカ、ユーロ、アジア各国から観光に来ているようだ。
行きかうフェリーの高層ビル群を対岸に眺めながらの夕涼みは
この時期にはまだ少し肌寒い
中学生くらいだろうか、2,3人の制服を着たグループでそんな観光客らに
なにやらアンケートらしきものをとっていた
残念ながら、僕はその対象にはならなかったようだが
自国にいながら、さまざまな国の人とコミニケーションが
容易に取れる環境にあるという事は、うらやましく思ったが
国際的授業の一環なんだろうが
限られた人間(観光できるくらいの、経済的に豊かな一握りの人)しか
この地にやって来れない事を、この生徒の先生は気づいてるんだろうか
南昌と書いてナンチャン
24時間以上の列車はつらいだろうと
判断し、(距離的に)ほぼ中間の南昌まで来た
駅を出て街を軽く歩いてみると
程なくしてトイレ博覧会のような地区が現れた
青い中文の横断幕には“日本”や“TOTO”の文字が
混ざっていて
便器やタイルやそれらにまつわる店が
いたるところに100軒近くも!
残念ながら(?)うわさに聞く、想像を超えるような
絶望的なトイレには、まだ巡り合うことが
できないのは、こういった
“中国トイレ高度成長”
の賜物なのだろうか
ちなみに、南昌駅のトイレ(大)には
水路が横に一本流れていて
10区分くらいのしきりがあるが
腰の高さまでしか“板”がないので
出入りする際には
左右の人の[用事]も伺うことができる
トイレ清潔国から来たような人にとっては
これが、絶望便所にあたるのだろうか
中国ではインターネットカフェなどが
探しづらいので
頻繁な更新が難しいですが
きながににご覧ください
香港に向けて
カレー風味のスープつきで始まりました
香港に向けて出かけることにしまして
昨日はどんなルートで南へ進むか
上海駅にて時刻表をにらみながら3時間
どこに行くにもかなりなお時間がいるようで
おそらく広州行きに乗るのではないかなと
ありがとうございます
28時間ですって!
バイオハザード2日目
目覚めると5つベットがある部屋には
自分ひとりしかいなかった
昨日は3時くらいまでビール飲みながら
部屋のみんなと旅話に花を咲かせていた
地球の歩き方にも載っている安宿で
70元(約1.000円)フロントの人が気をつかってくれたのかは
知らないがこの部屋はみんな日本人だった
びっくりするのは、客室もちゃんとあるので
勿論だけどここは[ホテル]だなぁって感じる
館内をちょっとふらつくと廊下はギシギシ
中二階のある吹き抜けのギャラリー
リアルバイオハザードをやってる気分になり
思わぬところも楽しめた
市内の目抜き道りから垂直方向に
歩くこと30分ほどで
もうひとつの観光スポット「よえん」というのがある
途中に、高層ビルが次々と建てれていく上海
とは裏腹にレンガなどで造られた古い町並みがあった
古き中国を壊しながら変化していく街に
ちょっと寂しさも感じた