under the mango tree
インド生活
というより
長かった日本を離れての生活は1年を超えた。
10年近くも同じ時間を共にしてきた高校時代からの連れ3人とその彼女に見送られて東京・新宿を出たのが、去年の3月18日のこと
大阪からフェリーを使い上海へ。
48時間
ただ、ただ海の上でひたすら、
これから向かう見たことの無い大地
アジアの大陸を想像した。
目的地はタイ、バンコク
ソンクラーンといわれる、タイの新年を祝うお祭りである。
去年の4月13日から3日間がちょうどその時期だった。
…それから
…それから
ソンクラーンから1年近くも時を経て、
最終的にたどり着いたところは
マンゴーツリー
俺はインドの森の
マンゴーツリーの下で生活をしている。
俺のことを知っている、この森に住んでいる住人達は
たまに俺に会いにくるが
みんな、お菓子やお米や小麦粉や砂糖を与えてくれる。
生活には何も困ることは無い。
ただ俺は
幾度もいくどもの怪我に負われた。
電気やアスファルトや屋根の無い場所での生活は
想像以上に過酷なものである。
(続く)